巻き爪の炎症を抑える薬について
巻き爪は、ただ爪が巻いたようになるだけだと思っている方がいらっしゃいますが、角のトゲが皮膚に食い込み、そこから雑菌が入り込むことによって炎症を引き起こすことがあるのです。
巻き爪を放置せず、きちんと対処していれば最悪の事態は防げるのですが、自然治癒を待っているだけですと赤みや腫れが引き起こされ、徐々に痛み出す可能性があります。
初期の段階であれば市販で販売されている薬で対応することができ、巻き爪自体の改善にはならないものの、炎症を和らげられるかもしれません。
しかし、炎症が生じると体内の水分によって腫れる浮腫ができ、皮膚と爪の接触によって圧力がかかり、ますます炎症が酷くなるのです。
このサイクルが引き起こされているのにも関わらず巻き爪を放置していると、肉芽腫というしこりのように腫れるふくらみができ、薬での改善は難しくなります。
市販の薬ではもちろんのこと、病院に行っても薬を処方されるのではなく、部分切除を勧められるはずです。
早めに適切な処置を施していれば、ここまで症状が進行することはないので、自分の判断で薬を塗って対処するのではなく、専門医の診察を受けた方が良いと思われます。
薬局などで販売されている薬の中には、「キップパイロール」といったように火傷や切り傷の治療として使われている製品があり、殺菌力が高いので効果的だと考えるかもしれませんが、巻き爪の炎症の程度によって適した薬は異なるので、闇雲に使えば良いというわけではないのです。
薬の選び方や使い方次第では、思わぬトラブルが引き起こされる可能性があるということを、しっかりと頭に入れておいてください。
炎症が引き起こされた初期であればそこまで心配する必要はありませんが、更に症状が加速すると指先が化膿し、黄色い膿のようなものが出てくることもあります。
この膿を自分で押し出して取り除こうとしている方がいらっしゃいますが、激痛を伴うかもしれませんし、上手く取り除けたとしても、その後のケアを間違えるとまた後戻りしてしまうので、病院で専門医に診てもらうべきです。
病院では症状に合った薬が処方されたり、手術が勧められたりしますが、信頼できる病院と医師を見つけたのであれば、あなたにあった治療を行ってくれることは間違いありません。
巻き爪は何も処置を施さないと、負のスパイラルに陥ることが多いので、早めに対応しなければならないのです。
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